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TMC 秋のChoirCamp 顛末記
<おもしろまじめなおじさん方、集まれっ> 2006.9.19 初版
=== 歌声に 牛久のカッパが生き返る ===
○はじめに
今回の合宿は 『おもしろまじめ』 をテーマにしました。 宴会での演出に楽しい工夫を凝らすとともに、合唱に対しては真面目に取り組もうという姿勢です。 果たしてその意図が皆さんにどれだけ通じることやらと 懸念しつつ、今回の合宿がスタートしました。
<陰の声: んーーーまじめな幹事だって事がわっかるねーーー>
<< 到着の仕方いろいろ。いざ会場へ >>
真っ先に団長が降り立つ 取手から20km、走ってきた人も居た
チームのカナメは大山先生。太刀持ち従えて土俵入り、ではなかった、会場入り。
○事前準備
今年は10月15日の取手市合唱祭を控えていることから 9月16〜17日という例年になく早い時期に設定しました。 会場は半年前にレイクサイドくきざきを予約したものの、それから夏季休暇が終わり、気が付くと合宿まであと1か月。 合宿幹事のトップテノールは大慌てで準備を開始しました。 1か月前に会場の下見に行くと、パート練習会場が足りない、 宴会場が貸切にできず他の団体とかち合ったりと、前途多難を 思わせる出来事に困惑しました。
<陰:広報室の発表、だな、ウン?>
<陰2:ここは60歳以上は1000円値引きじゃと。一人千円は大きいもんね。 ところがそこはお役所系、公共の宿。 証明書が要るんじゃと。 で、免許証か保険証持ってくることが幹事に喜ばれる条件。幹事が借り集めに来て、ワシも出したでよ、免許証。>
練習会場にはハンデリア。
15個の電球のうち半分以上の8本が切れているのに、そのまま。 こういうのをシャンデリアとは言わないノダ。 "故障していても平気、そのまま"、は公共の宿に共通の特色だ。 もし来年来ても多分そのままじゃないかと・・・・
体操で幕開け
○練習初日
12:50のラジオ体操で合宿の幕が上がりました。 黒木先生の発声練習に続き、JORDAN会定期演奏会用の 3曲の練習、タダタケ3曲、メンデルスゾーン4曲と練習は 順調に進んでいきます。 メンデルスゾーンはやはり言葉の壁が 大きく、歌詞のリズム読みからしっかりやり直しました。 ドイツ語は子音をしっかり発音し、そこに母音を乗せてやると、それらしく聞こえるようです。
<陰:ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い / 有名な五七五どすな>
最後はメンデルゾーンの第5曲目を各パートリーダーとサブリーダーで練習しました。この曲は前4曲とは全く趣を異にしたスピード感のある軽快な曲で、本来よりも遅いテンポに係わらず、皆さんついていくのに必死でした。
<陰1:ホント? 実は歌詞に出てくるオンナ名前が巧く発音できなんだのが悩み、でないかい? テンポのせいにしやがってェ、このーっ。 >
<陰2:もいちどやってみよっと。 えーっと、アンネにベス、ウルゼル、ケート、バルベ、リゼにイヴ、・・・ん?これ、みな黒ネコの名前?かと思ったら、ホントに村のオンナ? あー、こんがらがってきた。誰じゃい?この詩つくったなぁ?>
<陰1; ギョエテだ!>
<陰2: げーーっ! >
HB応援マダムも到着。
○大宴会から大二次会
さあお待ちかねの大宴会。
メインディッシュはグループ対抗大合唱大会です。各パート 3つのグループに分け、適当に組み合わせたグループによる ピエロとメンデルスゾーンの2曲をご披露いただきました。 評価の結果はともかく、皆さんほろ酔いの状態で、しかも 暗譜で唄い切ったことに感激しました。
こびることなく歌ったことで第1位はAグループ
審査員への握手作戦が買収行為とみなされて裏目に出たCグループ
奮闘、Bグループ
<陰1:宴会場に譜面台持ち込んだこと、あったかな?>
<陰2:さあて??>
<陰1:浴衣で、名札付けてた人が居たの、知ってる?>
<陰2:???>
<陰1:Siさん、Saさん、Koさん。 浴衣着てない人ではOさんなど4人。>
<陰2:これだけ見ても、TMCのまじめ度が判るってもんだ>
<陰1:いや、全く>
その後は、激励に来訪されたハミングバードの有志による パフォーマンスや誕生祝いや中締めの合唱など、あっという 間の2時間10分でした。
パフォマンスの写真が見たい、ですって? ウーンッそれはーー(撮影者)
<陰:HBマダムの登場は、黒木先生をして「今日一番うれしそうで明るい声だった」と言わしめた、それほどみんな喜んだのでありまっし。 ハイ>
大宴会では呑み足りなかったお酒好きのために幹事部屋にて 二次会の始まりです。今回も、かの世界的オペラ歌手である I 先生、HBの皆様を始め、各方面からたくさんの差し入れを頂戴しました。”ありがとうございましたっ” (内訳:日本酒6本、焼酎2本、ウィスキー3本、ブランデー1本、ワイン6本、トルコ酒1本)。
念のため言っておきますが これは練習場ホールの片隅。
練習中から「お供え」よろしくお披露目してあったのだ!
(= これにつられて練習に精出したのであったのだ)
合宿参加者の7割、約30名がひしめく中で、これらのお酒が次々に各位の胃袋に吸収されていきました。他の宿泊者に迷惑がかからないよう、静寂な中にも和やかな雰囲気で酒宴は盛り上がり、全員が引き上げたのは1時半頃だったような。 ちなみに、この宴会で消費したアルコールは、ビール37,000ml、日本酒6,080ml、ワイン(トルコ酒含む)4,160ml、ウィスキー (ブランデー含む)2,880ml、焼酎2,520mlでした。
だからどうした。
<陰:まあ、ごくわっかり易く申しますと、「約7割が飲み足りなかった」、ということでしょうかそれとも・・・・・>
<陰2:あれでも’静寂’だったと、言えるのかなぁ? 隣との話も良く聞こえなんだが>
○早朝散策(*)
前回のパワーアップキャンプ「歌声は北浦に響き渡る」 (参照:パワーアップキャンプ奮闘記) より恒例になりました早朝散策。今回は千勝神社(ちかつじんじゃ)に詣でました。 題して「歌声に祈りをこめて」。
すでに2名は折り返したあと。
片道15分の徒歩を経て、神社に到着すると、茨城県下一の大きさを誇る総檜造の鳥居に気持ちはいやがおうにも引き締まります。「お神酒」(迎え酒ではありません)でお清めをし、「良い歌が歌えますように祈願」します。
この日参加された14名(内ベース私を含め7名)の練習での歌声は一味もふた味も違っていました。(お神酒の香りが漂って)プラス、ベースの結束の強さに感謝!!(B2伊藤)
この人が伊藤さん。御神酒とコーヒーを淹れてくれた。 感謝、感謝。
○練習二日目
紳士は前夜を語らずとの言葉どおり、前夜の痛飲を感じさせるメンバーもなく、練習二日目は粛々と始まりました。 朝のラジオ体操と発声練習で全員合唱モードに切り替わり、月光とピエロ、オペラ、人間っていいな、と午前の練習日程を 消化していきました。ホントにTMCの皆さんって真面目です。 二日目も無事に終わり2006年合宿は幕を閉じました。
<陰:ピエロの白さ、身のつらさ。 オーの形の口をして秋じゃ秋じゃと言ってみろよ!>
新倉さん
○最後に
自分の声を自分の外耳で聞く、音が先細りしないよう音を保つ、
どう歌いたいのかイメージしながら歌う、
といった黒木語録がTMCメンバーに徐々に浸透してきているような気がするのは私だけでしょうか。まだまだ進化を続けるTMCのこれからが本当に楽しみです。
黒木先生を中心に、全員写真が、これ。会場外観、とくとご覧あれ
(文責:T1清水、B2伊藤(*)、 写真&キャプション&陰の声:北の旅人)